家が生活に与するものであるように、店舗は商売に与しなければ意味がない、と思います。
店舗に暮らす人はいないし、動機も無く訪れる人もいない。
多くの場合、設計の軸には「どういったお客様に、なぜドアを開けてほしいのか。」という店主さまの熱いエモーションを据えることにしています。
そのうえで、理想とするお店のイメージをすり合わせていく。
こちらはビジネスのコンセプトや趣向を理解したうえで、お客様の動線はどうか、スタッフの作業動線はサービスを円滑なものにするか、商品やサービスを手にしたいと感じる空気に手抜かりはないか・・・法律や基準に照らしながら具体的な計画を行います。
素材などの表現は店主さまが言葉で説明できないことも多いですから、まずは店主さまと一緒に、資料集めに奔走することになります。
もちろん商売ですから、事業計画中の初期投資費用/予想運転費用とは徹底的に戦ってもらわねばなりません。